結果を出す人と出せない人の違いは質問の仕方が全然違う

今回はトレードとは直接関係ない話ニャ

でも、結果を出すにあたって大事な大事な話です
私は今まで会社員として1年半働いた後に独立をして、色々な事業に携わってきましたし、色々な人を見て来ました。
スタッフとして雇う事もあれば、尊敬する先輩経営者には自分より若い子もいれば10歳以上年上の方もいましたし、これから頑張ります!という方もいれば既に結果を出されて現役を引退している方もいました。
私は出版業をやっていたこともあり、そういう点では色々な方にお会いして話を聞く機会が多くありました。
ただ、正直お会いして「あ、この人は中身無い人だ」「口だけだ」「一発屋だ」と思うような人もいたのは事実です。
しかし、それ以上に「この人の考え方は凄い…!勉強になる!」「この人の生い立ちは面白いなぁ。多くの人に勇気を与えそうだな」と思ってしまう人にも多く出会えました。
私自身、そういう方にお会いしてプライベートでも色々とお話や相談に乗ってもらい少しずつでも成長の糧にしていけたと思います。
独立してから約10年間はそうやってたくさんの方にお会いしてきました。
そして、出来る方の共通点がいくつもある事に気付いたのです。
今回は自分が1番記憶に残ったのは「出来る人は質問力が全然違う」という事について述べていきたいと思います。
質問力とは?
では、質問力とは何か?という前に、私自身、質問の仕方に気を付けないといけないと思ったエピソードを1つ紹介します。
それは高校生の頃までさかのぼるのですが、当時の数学の先生にどうしても分からない問題があったので教えてもらおうと職員室まで行った事があります。
その時の自分は「先生、ここの問題が分からないから教えて欲しいです」と聞きました。
しかし、その瞬間にめちゃくちゃ怒られたのを今でも覚えています。
「お前な、分からないから教えて欲しいって言うが何が分からないのか分からない状態で”答え”だけを求めに来るな。ここで答えを教えたところでお前はまた同じ問題に引っかかるだけだ」
と。
その時は「この先生はケチだ!教えるのがめんどくさいだけだろ」と思いましたが、よくよく考えると先生の言っている事は正しいと気付いたのです。
つまり、何かしらの分からない事が起きた時、答えだけを教えてもらうという行為は何も自分のためにはなりません。大事な事は
「分からない箇所を見つけて答えを導くまでの過程を正す」
なのです。
その「答えを導くための過程」が分からないのであるから「答え」が分からないのです。
数学の先生はそういう風に気付かせてくれました。つまり、問題がありそれを解決する上で大事な事は答えを導き出すまでの方程式です。そこを直せばどんな問題でも応用してやる事はできるのです。
しかし、それを分からない人は答えだけを求めます。
答えだけ教えてもらったところで、その時は分かったつもりでいても、結局1人で改めてやろうとしたら解くことはできません。
なぜなら答えを導くための過程が分かってないからです。
後日、改めて数学の先生にこう質問をしました。
「先生、この問題の解き方が分かりません。自分はこういう風に方程式を用いて、こういう解き方で進めていき答えがこのようになったのですが、解説を見ると答えが違いました。なぜ、この問題ではこういう方程式を使うのが良いんでしょうか?」
と。
そうすると数学の先生は前回と違い
「その方程式を使いたがるのは分かるが、この問題で大事なのは~」
と問題に対する答えまでの導き方の間違いを指摘してくれました。
この経験から自分は「分からない事は答えを聞きに行くのではなく、自分の解決までの間違った過程を教えて貰いに行くために質問をする」という事を理解しました。
高校時代にそのことに気付かせてくれた数学の先生には感謝です。

でも数学はずっと苦手だったニャ

日本史だけが得意でした。笑
日ごろから自問自答していない人は質問力が無い=結果が出せない
なので、その後の私は仕事においても何でもそうですが、質問をする際は「自分の解決までの過程で間違っている箇所を教えてもらうために質問をする」事を強く意識して相手に聞いています。
当然、質問を受ける方の時間を奪っている事も意識して相手に答えてもらいやすいように質問を準備していきます。
これを意識するだけで既に成功している人と自分の思考の乖離を縮めるスピードが劇的に早くなります。結果として、何か新しい事を取り入れる時に結果を出すまでのスピードが普通の人よりも早くなります。
当然、そこには努力や行動量なども関わってきますので一概に質問の仕方を変えるだけで結果が出るまで早くなる事はありませんが、同じ過ちをしなくなる事で最短ルートで行きやすくなるのは事実です。
これは、何も相手に対して質問の仕方を変えるだけではなく自分自身に対してもそうです。
分からないからできない、ではなく分からないならどうすれば解けるだろうか?なぜ自分は解けないのか?という自分自身への問いが少ないですし、問いかけが弱いです。
自分自身に対しての問いかけが弱い人ほど、相手への問いかけ方も弱いです。
だから「分からないので教えてください」となるのです。
たまに「分からない事が分からない」「分からないから聞いた方が早いと思った」という人がいます。これはもう論外です。
余談ですが、私がビジネスをバリバリやっていた頃はスタッフがそういう風に質問をして来たら「こいつはセンスが無い」とレッテルを張っていました。
逆に質問がしっかり出来る人は「センスがあるからしっかり育ててあげよう」と思っていましたし、結果としてやはりそういう子の方が伸びていきました。
あなたは質問力ありますか?
結論を言いますね。
ここまで読んできて「自分は質問の仕方が出来ていなかった」と思ったら、その時点であなたは結果を出すまでのスピードは遅いですし、教えてもらう人の時間をただ奪っているだけです。
今では、ネットで調べればすぐに分かるのに調べもしません。調べないだけならまだしも「やり方が分かりません」と言ってくる人もいます。
例えばFXに関しての質問で
「ダウ理論がよく分かりません」
みたいな事だけを送ってくる人がいます。
私からすれば正直「まずは調べて。調べて分からないならどこが分からないかを具体的に言って欲しい」って思ってしまいます。
それで私は「どこが分からないのか言ってもらえないと分かりません」と答えると「ダウ理論でトレンド転換する場所がわかりません」とまた言ってきます。
何時間足で見ているのか?どういう場所が分からないのか?もっと詳細を述べてくれないとこちらも答えようがないし、そのオペレーションコストが非常に勿体ないと思います。
質問をする上では、
・何が分からないのか?(問題)
・詳細に分からない部分を書く(自分の考えをしっかり)
・それに対しどういう行動を起こしたか
・相手に何を求めているのか
を最低限でも書いて下さい。それが質問力です。
例えば
「ダウ理論について勉強中で自分では理解しにくい箇所があります。
例えば4時間足で押し目を切り下げない限りはアップトレンドと思っているのですが、人によっては押し目となるポイントが違ったりします。
人によってはヒゲ先だったり実体の終値であったりします。気になったので他の方のブログやyoutubeなどで調べたのですが、どれも答えが違っていまして。ヒゲ先か終値かで判断するのは大きく見方が変わってくると思っているので悩んでおります。
そこで質問なのですが、ウメハラさんはダウ理論でダウントレンドに入ったなと思う瞬間はどの時でしょうか。具体的なチャートもお送り致します。」
とかですよね。
ここまで書かれていたら自分も答えやすいです。
このように質問の仕方を変えるだけで相手に与える印象は大きく違いますし、自分自身も質問をする上で理解をしている事や言語化をする作業で頭が整理される事もあります。
たった1つの質問で大きく成長スピードが変わるので、気を付けてみて下さい!
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